国際歯周内科研究会で確立された、歯周病菌の除菌を薬で行う歯周内科治療を行っております。

桜桃歯科の歯周病治療

一般的な歯科医院と違って、桜桃歯科での歯科治療というのは、歯の無いところをインプラントや入れ歯などで補い噛めるようにする欠損補綴と、残っている健康な歯をいかに長く保たせるかという2本柱の治療を行っております。
欠損補綴は、技術的な仕事であり、健康な歯をいかに長く保たせるかは、内科的な仕事と考えております。
多くの歯科医院では、噛めるようにするという歯医者さんの仕事だけをメインにし、治療が終わると、また何かあったら通院して下さいといったところが、これまでは多く感じられました。これも、インプラントや入れ歯の患者さんが増えていった原因のひとつなのかもしれません。

そんなところから、桜桃歯科の治療では、噛めるようにする治療と健康な歯を保つ治療の2本柱をコンセプトとして、患者様への治療とアフターメンテナンスに取り組んでおります。
そして、歯周病予防のメンテナンスでは、次回の診療予約をお取りし、予約日時の約2週間前には、患者さんへのお手紙をお出しし、次回のメンテナンス日時をアナウンスすることで、患者さんと一緒に取り組む努力をしております。結果、9割近くの患者さんが、自身の歯を守るため、メンテナンスに訪れてくださっています。

メカニカルなクリーニング【基本治療】

歯周病治療で、はじめに行う治療がメカニカルなクリーニングを行う歯周基本治療です。 これは、歯周病の進行状況に関係なく行う治療です。このメカニカルなクリーニングにより歯周病の原因であるバイオフィルム除去を行い、また、歯にグラつきがあり不安定な場合は、咬み合わせの調整なども行います。歯科医院で行う、バイオフィルムを取り除く処置をスケーリングと言います。スケーリングとは歯の表面や、歯茎の表面の歯石を専用の機器で取除く事です。普段の、歯磨きでは取ることができないバイオフィルムを、これにより除去していきます。毒素や細菌で汚染された表層を除去する処置もスケーリングと同時に行います。
また、歯周病の進行に伴い歯は動いていきます。動いている歯で物を噛むと、歯に負担がかかるため、咬み合わせの調整を行うケースもあります。
歯周組織を改善し、歯周ポケットの深さが浅く維持されるようになれば、メンテナンス(歯周病の予防)に移行します。

歯周内科治療

桜桃歯科では、国際歯周内科研究会で確立された方法で歯周病菌の除菌を薬で行う歯周内科治療を行っております。
薬で歯周病を治してしまう治療の総称を、『歯周内科』と言います。現在の歯周病治療を行う歯科医院の多くでは、歯周病治療において外科的な処置が主流です。しかし外科的処置でよい結果を得るには、歯科医師の技術と患者さん自身が正しく歯磨きができるという条件の両方が必要になります。
歯周病も感染症であれば、風邪のように薬を飲むことで簡単に症状を改善できないかと考え出されたのが、薬で歯周病を治す『歯周内科』という治療方法です。これにより、頼りない歯も1週間でしっかり咬み応えが出てきます。

桜桃歯科の歯周内科治療は「歯周病は薬で治る!!」(現代書林)でも紹介されております。

バイオロジカルなサポート

歯周病になりやすい体質の患者さんには、乳酸菌のサプリメントをご紹介しています。この方法は、北欧のバクテリアセラピーという考え方のもと、善玉の乳酸菌を利用して、歯周病菌の性質を弱める、非常にエコロジックな方法です。
メンテナンスから次回のメンテナンスの期間、歯周病菌が増えていきます。その増殖を弱めるために、歯周病菌が潜むバイオフィルムの中に、別の菌(乳酸菌)を加えることで歯周病菌の性質を弱めていきます。
これが、バクテリアセラピーです。

このバクテリアセラピーは、歯周病患者だけでなく、健常者はもちろん、幼児、妊婦、高齢者の方にも安心して推奨できる方法です。